私小説―ししょうせつ
君が愛しくて 君に会いたくて
想いばかりが溢れ出す
焦がす胸の内 熱いこの気持ち
僕は今 好きでもないペンを とった
お互いに正反対だった僕ら いつも違う世界に住んでいた
馴れ合いの友情に囲まれ過ぎて 君を遠く感じていた
勉強は嫌いだし 文なんて書きもしなかった
今思えばこんな僕が 君を解ることなんてない
君が愛しくて 君が恋しくて
君の面影追うように
伝わらぬ言葉 拾うその為に
僕は今 君への私小説を書く
ずっと輝きに憧れを抱いてた ペシミストと君は笑うでしょう
自ら灯を吹き消して迷いながら 君を強く求めていた
どこまでも続く道 果てに君がいると信じて
手探りで進むわたしが 転べばふいに降りる光
君が恋しくて 忘れられなくて
君に恋文書くように
紡がれたメロディ 流れ出すたびに
今浮かぶ 言葉を私小説にする
アイだとかスキだとか 知らないままでいいのに
足元に降る木漏れ日がきっと 僕たちを急かすから
君に会いたくて 君に会いたくて
どうしようもない気持ちを
抑えられなくて 苦しくなるけど
どうしようもない気持ちも
溢れ出しそうな 君の優しさも
僕は今 君への私小説に書く
今はただ 連ねた言葉に君を見る